原授標準特許
香港における原授標準特許
原授標準特許制度〔original grant patent(OGP)system〕は2019年12月19日より香港で実施されている新しい特許制度です。この制度では出願者が香港知識産権署に直接出願を提出できるようになっています。新規の創造性ある工業に応用可能なあらゆる発明が特許として認められます。しかしながら、下記の項目は特許として認められません。
- 発見、科学理論、或いは数学的方法
- 美術的な創作
- 知的活動を実行する、遊戯を行う、或いは業務を遂行するための計画、規則、または方法、或いはコンピューターに用いるプログラム
- データの表示
- 外科手術或いは治療により人体または動物の身体を治療する方法、或いは人体や動物の身体に施行する診断方法
- 発明の公布または実施が公序良俗に違反するもの
- 植物或いは動物の品種
- 植物や動物を生産するための基本的に生物学に属する方法(微生物学的方法やその製品は除外する)。
審査
方式審査及び実体審査
出願者は出願日または最も早い優先権日から起算し3年以内に実体審査を請求する。
特許存続期間
出願日から起算し20年
国際優先権
最初の出願日から起算し12ヶ月以内
特許年金費
第3年目から毎年納付
- 要約、明細書、特許請求の範囲、及び必要図面
- 発明名称(中国語及び英語)
- 出願者及び発明人の氏名及び住所(中国語または英語)
- 出願者と発明人の関係(同一ではない場合)
- 優先権情報、但し優先権証明書は添付不要